2016.1.31 清風戦ゲームレポート

 先週末、エキスポフラッシュフィールドにて、清風高校との新人戦が行われ、追手門は10対15で敗戦いたしました。

 

 試合開始直後のキックリターンがビッグリターンとなり、また、LB#21海﨑のハードタックルによるファンブルフォースやパントのおかげで試合序盤は有利なフィールドポジションで試合を進めることができました。しかし、オフェンスはライン陣が清風高校のディフェンスラインに圧倒され、何度もあったチャンスをものにすることができませんでした。思うようにゲインできないオフェンスに引きずられてか、パンターがスナップを受けると同時に膝をついてしまうというミスから、せっかくのフィールドポジションも2Qには自陣に押し戻されてしまいます。しかし、相手のマフから運良くターンオーバーを得ると、RB#7田窪が右のオフタックルを抜け出て、40ヤードを独走し、前半をリードした状態で折り返すことができました。

 しかし、後半開始直後にDBのカバーミスを見事に突かれ、ロングパスでタッチダウンを奪われると、直後のトライフォーポイントでもタックルを振り切られ、逆転を許します。その後、カウンターピッチを受けたRB#7田窪のロングゲインから敵陣10ヤード地点に侵攻し、これをK#26松本がFGを決めて再逆転します。その返しのドライブで、清風の力強いブロッカーとランナーを最大限生かしたヘビーフォーメーションからのクイックオフェンスにジリジリと押し込まれます。途中LB#21海﨑のナイスタックルも、その後同じフローからのアクションパスをしっかりと決められ、ゴール前まで攻め込まれます。ディフェンスも4thダウンショートまで凌ぐものの最後のギャンブルを押し込まれ、10対15と清風に再び逆転されます。最後の攻撃ではRB#7田窪のランがロングゲインし、ゴール前まで攻め込みますが、QB#11前田のブーツからのキープもフレッシュに届かず。残り2秒を残して、相手に攻撃権を渡し、そのまま試合終了となりました。

 

 2016年度のチームの初公式戦ということで、ある程度のミスは覚悟して臨みましたが、勝敗を左右するようなミスが予想以上にたくさん出てしまう試合となってしまいました。これでは、試合に勝つことは到底できません。もう一度チームとして、フットボールにおけるやるべきこと、やってはいけないことを丁寧に確認し、今回出たミスは二度とやらないということを徹底させることがチームの喫緊の課題となります。

 ただ、今回出たミスを修正するだけでは不十分です。今年のチームの根本にある問題はチームに蔓延している甘さです。例年に比べると能力の高い選手が数名いるチームとなっていますが、そのため自分自身がやれていなくても誰かがやってくれるという依存がチーム全体にあります。自分の弱さと向き合うことができていません。この甘さは簡単に変えられるものではありません。春シーズンを迎えるまで、如何にして上級生やチームの各リーダーが根気よくチームを導いていけるかにかかっています。

 

 まずは2月14日の池田戦に向けてチーム全員が、この試合で出た、自分に対する甘さと向き合い、成長できるかどうかが試されます。さらに成長したチームをお見せできるようチーム一丸となって、また一から努力していきたいと思います。どうか、次戦もご声援のほどよろしくお願いいたします。