2016.4.2 高槻戦ゲームレポート

 先週末、エキスポフラッシュフィールドにて、高槻高校との春季大会一回戦が行われ、追手門は7対22で敗戦いたしました。

 

 高槻のリターンにより試合開始。敵陣30ヤード付近までリターンされ、高槻のオフェンスが始まりました。アウトサイドゾーンを中心としたオープンへのランプレーで着実にドライブをされます。自陣30ヤードまで攻め込まれた2ndダウンショートでプレーアクションからロングパスを通され、タッチダウンを許します。TFPのキックは外れて、0-6と先制されます。

 返しのドライブは高槻のディフェンスラインのスピードに翻弄され、3&アウトに抑えられます。パントで自陣を挽回し、敵陣の40ヤードから高槻のドライブ。いきなりランで15ヤードのゲインを許すと、クイックスクリーン、アウトサイドゾーン、リバースとバランスよく攻められ2Qの開始プレーでこの試合2本目のタッチダウンを許します。相手の2ポイント・コンバージョンは止めて、0-12となります。

 その後の追手門のドライブでは相手のロスタックルで、3rdダウン・ロングを強いられるも、QB#11前田のロールアウトからTE#23政田へのパスが決まりダウンを更新します。次のプレーでもRB#7田窪のインサイドランで10ヤードを更新し、敵陣30ヤードへ。しかし、次のプレーで試みたショートパスをサックされるとQB#11前田がファンブル。相手のDLにリカバーされ、ロングリターンを許します。ディフェンスが粘り、4thダウンに追い込みますが、このギャンブルをTDに結びつけられます。TFPの2ポイントも決められ、0-20とされます。前半残りの時間はお互いにパントの蹴り合いで消費します。

 後半は追手門のリターンで試合再開。RB#7田窪のラン3回で何とかフレッシュを更新すると、パス失敗を挟んで、RB#7田窪がインサイドのランからタックルミスを誘発し、一気に40ヤードのゲイン。敵陣6ヤード付近まで攻め込みます。しかし、QB#4嶋尾がゴール前で放ったパスは相手DBのナイスパスカバーによりインターセプトされてしまいます。ここで追手門ディフェンスも踏ん張り、相手をパントに追い込むと、高槻がミスパント。敵陣40ヤード付近という絶好のフィールドポジションで追手門のオフェンス。このドライブは全てRB#7田窪がキャリーし、4回のランでTDまで持ち込みます。TFPはK#26松本がきっちり決めて7-20となります。

 後半になり追手門ディフェンスも復調し、相手のオフェンスを止めることができるようになりますが、時間との戦いから焦りが出て、ミスを連発します。キャッチアップオフェンスも、相手の強力なパスラッシュに破壊され、QB#11前田がエンドゾーン内でタックルされセーフティーを喫し、最終スコアは7-22で試合終了となりました。

 

 この試合に向けて十分な対策をして臨んだ試合でしたが、それが機能せずに試合が終わってしまいました。特に前半は高槻高校の思惑通りに試合を進められ、なすすべがなかったというのが正直なところです。オフェンスもディフェンスもシステム面では想定通りでしたが、相手のプレースピードについていけず、我々のファンダメンタルが崩壊してしまいました。特にオフェンスはQBがプレーコールをしていましたが、最初の数プレーが狙った通りに実行できず、そこから消極的なコールが続いてしまいました。ディフェンスも狙った通りの形で展開をすることができましたが、相手のプレーの完成度の高さと個々の強さにプラスアルファでゲインを重ねられ、止めることができませんでした。

 早々に春のシーズンは終了してしまいましたが、すでに秋シーズンに向けての戦いは始まっています。今、最もチームに必要なことは個々の基本を再び見直し、一人一人を鍛えて徹底的に強くなることが大切です。個々が強くなければ、どんなシステムを活きないからです。もう一度、ゼロからチーム作りしていきたいと思います。これからも変わらぬ応援をしていただければ幸いです。よろしくお願い致します。